宮城県における地域ケア活動の現状について

宮城県では, 平成4年度より地域リハビリテーション活動の一つとして地域ケア推進事業を実施している. 当事業は, 県身体障害者更生相談所が保健所と連携し, 在宅の身体障害者・高齢者及びその家族等を対象に, 在宅あるいは指定会場にて, 個別相談や集団訓練, 研修会等を行っているもので, 平成8年度までに, 71市町村中33市町村に対し, 127回実施してきた. スタッフは医師(以下Dr), 理学療法士(以下PT), 作業療法士(以下OT), 保健婦(以下PHN)で, PT・OTは当園から派遣されている. 今回, 当事業で扱った脳血管障害者に対し調査し, その実態と現状について検討したので報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 25; no. suppl-2; p. 243
Main Authors 緑川真弓, 村上澄恵, 中島由樹, 樫本修, 石垣眞
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1998
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ISSN0289-3770

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Summary:宮城県では, 平成4年度より地域リハビリテーション活動の一つとして地域ケア推進事業を実施している. 当事業は, 県身体障害者更生相談所が保健所と連携し, 在宅の身体障害者・高齢者及びその家族等を対象に, 在宅あるいは指定会場にて, 個別相談や集団訓練, 研修会等を行っているもので, 平成8年度までに, 71市町村中33市町村に対し, 127回実施してきた. スタッフは医師(以下Dr), 理学療法士(以下PT), 作業療法士(以下OT), 保健婦(以下PHN)で, PT・OTは当園から派遣されている. 今回, 当事業で扱った脳血管障害者に対し調査し, その実態と現状について検討したので報告する. 対象は, 平成6~8年度の個別相談に応じた延べ272名のうち脳血管障害者143名である. 性別は男性92名, 女性51名, 平均年齢は64.6歳(41~86歳), 発症からの年数は平均6.2年(2ヶ月~35年)であった.
ISSN:0289-3770