職業性腰痛と心理社会的要因との関連性に関する研究
腰痛発症に関連する因子は多様であり, 単一因子を同定することは不可能ではあるが, 職業性腰痛に関しては労働の内容が腰痛発症に大きく関連していることは明らかである. しかし, 一方で人間工学的な配慮や腰痛体操の指導など, 労働者の身体面に対するアプローチだけでは思うような効果が得られないのも事実であり, 各職場の管理者が職業性腰痛の対策に苦慮している. このような身体や環境へのアプローチで, その効果に差異が生じる原因として, 最近では心理社会的要因の関与が注目されている. そこで, 本研究の目的は, 職業性腰痛の発症と労働者の生活習慣, 行動特性, そして心理社会的ストレス度を調査することで,...
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Published in | 理学療法学 Vol. 25; no. suppl-2; p. 14 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士協会
1998
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Summary: | 腰痛発症に関連する因子は多様であり, 単一因子を同定することは不可能ではあるが, 職業性腰痛に関しては労働の内容が腰痛発症に大きく関連していることは明らかである. しかし, 一方で人間工学的な配慮や腰痛体操の指導など, 労働者の身体面に対するアプローチだけでは思うような効果が得られないのも事実であり, 各職場の管理者が職業性腰痛の対策に苦慮している. このような身体や環境へのアプローチで, その効果に差異が生じる原因として, 最近では心理社会的要因の関与が注目されている. そこで, 本研究の目的は, 職業性腰痛の発症と労働者の生活習慣, 行動特性, そして心理社会的ストレス度を調査することで, 職業性腰痛と心理社会的要因との関連性を明らかにすることである. |
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ISSN: | 0289-3770 |