健常歩行における関節モーメントの再現性

近年, 歩行分析における関節モーメント(以下M)の測定は, 運動力学的な評価に広く利用されている. しかし評価として利用する場合, その再現性が問題となる. 本研究の目的は, 当院で実施している歩行分析における関節M測定の再現性を検討し, 治療効果判定の際の指標とすることである. 【対象】年齢が平均24.9(19~46)歳, 身長が平均163.7(150~174)cm, 体重が平均59.6(44~74)kgの健常人14名(男7名, 女7名)を対象とした. 【方法】歩行分析は, アニマ社製大型床反力計および光源スポット解析装置を使用した. 測定は, 各被検者に数回練習させた後, 腕組みをして自由...

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Published in理学療法学 Vol. 24; no. suppl-2; p. 530
Main Authors 嶋田誠一郎, 佐々木伸一, 武村啓住, 和田真, 馬場久敏, 井村慎一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1997
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Summary:近年, 歩行分析における関節モーメント(以下M)の測定は, 運動力学的な評価に広く利用されている. しかし評価として利用する場合, その再現性が問題となる. 本研究の目的は, 当院で実施している歩行分析における関節M測定の再現性を検討し, 治療効果判定の際の指標とすることである. 【対象】年齢が平均24.9(19~46)歳, 身長が平均163.7(150~174)cm, 体重が平均59.6(44~74)kgの健常人14名(男7名, 女7名)を対象とした. 【方法】歩行分析は, アニマ社製大型床反力計および光源スポット解析装置を使用した. 測定は, 各被検者に数回練習させた後, 腕組みをして自由歩行させ, 更に1週間づつの間隔を設け, 日を変えて同様の計測を各被検者共, 3回実施した.
ISSN:0289-3770