高齢高段剣道選手のスポーツ障害について

我々は, 第31回本学会において長期間運動を実践している剣道選手(男性20名, 平均継続期間49.8年, 平均年齢69.4歳)の骨量は高く維持されていることを報告した. その対象者にアンケート調査を行っており各関節や腰部の疼痛を中心としたスポーツ障害を有する選手が多くみられた. 剣道は高齢に至るまで継続可能な数少ないスポーツの一つであり, その競技特性からみたスポーツ障害を分析することは重要と考えられる. 今回我々は, 高齢高段剣道選手を対象にバイオメカニクス的視点からスポーツ障害について検討を行ったので若干の考察を加え報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 24; no. suppl-2; p. 248
Main Authors 田中聡, 宇都宮学, 乗松尋道, 森諭史, 辻伸太郎, 河西純, 山神眞一, 宮本賢作
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1997
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Summary:我々は, 第31回本学会において長期間運動を実践している剣道選手(男性20名, 平均継続期間49.8年, 平均年齢69.4歳)の骨量は高く維持されていることを報告した. その対象者にアンケート調査を行っており各関節や腰部の疼痛を中心としたスポーツ障害を有する選手が多くみられた. 剣道は高齢に至るまで継続可能な数少ないスポーツの一つであり, その競技特性からみたスポーツ障害を分析することは重要と考えられる. 今回我々は, 高齢高段剣道選手を対象にバイオメカニクス的視点からスポーツ障害について検討を行ったので若干の考察を加え報告する.
ISSN:0289-3770