頚椎部脊髄症患者の歩行分析

痙性歩行は, 脳血管障害, 脳性麻痺, 脊髄疾患などに多く認められる. 今回我々は, 頚椎症性脊髄症(以下頚髄症と略す)による痙性歩行の特徴を明確にすることを目的に研究を行った. 頚髄症24例(男17例, 女7例), 平均年齢62.0±8.4歳を対象とした. 疾患の内訳は, 頚椎椎間板ヘルニア6例, 頚椎症性脊髄症6例, 後縦靱帯骨化症12例であり, JOA scorehaは, 11.3±2.5点(7~14点)である. コントロール群は, 50歳から70歳までの健常な男女47例(平均年齢65.8±9.0歳)である....

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Published in理学療法学 Vol. 24; no. suppl-2; p. 115
Main Authors 佐々木伸一, 嶋田誠一郎, 武村啓住, 前沢靖久, 馬場久敏, 井村慎一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1997
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Summary:痙性歩行は, 脳血管障害, 脳性麻痺, 脊髄疾患などに多く認められる. 今回我々は, 頚椎症性脊髄症(以下頚髄症と略す)による痙性歩行の特徴を明確にすることを目的に研究を行った. 頚髄症24例(男17例, 女7例), 平均年齢62.0±8.4歳を対象とした. 疾患の内訳は, 頚椎椎間板ヘルニア6例, 頚椎症性脊髄症6例, 後縦靱帯骨化症12例であり, JOA scorehaは, 11.3±2.5点(7~14点)である. コントロール群は, 50歳から70歳までの健常な男女47例(平均年齢65.8±9.0歳)である.
ISSN:0289-3770