自宅療養困難なSCD患者の問題点

当院は, 政策医療としての神経・筋疾患の治療・リハビリテーションに力を入れている120床の国立療養所である. 脊髄小脳変性症(以下, SCD)患者はその約6分の1を占め, 小千谷市周辺に限らず, 新潟県内各地より, 長期療養目的に入院してくる患者も少なくない. SCD患者は脳卒中等の他疾患に比して, 自宅療養が困難であるという印象が強い. 今回, 過去5年間の当院入院SCD患者の動向を分析することにより, その原因を考察したので報告する....

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Bibliographic Details
Published in理学療法学 Vol. 23; no. suppl-2; p. 147
Main Authors 松井佳子, 小林量作, 金子功一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1996
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ISSN0289-3770

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Summary:当院は, 政策医療としての神経・筋疾患の治療・リハビリテーションに力を入れている120床の国立療養所である. 脊髄小脳変性症(以下, SCD)患者はその約6分の1を占め, 小千谷市周辺に限らず, 新潟県内各地より, 長期療養目的に入院してくる患者も少なくない. SCD患者は脳卒中等の他疾患に比して, 自宅療養が困難であるという印象が強い. 今回, 過去5年間の当院入院SCD患者の動向を分析することにより, その原因を考察したので報告する.
ISSN:0289-3770