家庭訪問, 家屋改造についてのフォローアップ

当院では, 入院患者の約80%が自宅退院をしており生活環境の整備は重要であり, 社会的不利へ対応する有効な手段として家庭訪問調査, それに基づいた家屋改造案を提示している. 今回, 家庭訪問の現状, 家屋改造後の状況について4ヵ年に渡りアンケート調査を行ったので報告する. 【対象と方法】 対象は, 1991~1994年間に当院で家庭訪問を実施し自宅退院した患者で, 1991,92年に実施した138名(以下1期), 1993年実施の77名(以下2期), 1994年実施の80名(以下3期)の計295名. 平均年齢62歳(18~93歳)である. 方法は, 1期は1992年12月, 2期は1994年4...

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Published in理学療法学 Vol. 23; no. suppl-2; p. 145
Main Authors 宮原夏子, 吉村茂和, 串田悦子, 宮崎純弥
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1996
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ISSN0289-3770

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Summary:当院では, 入院患者の約80%が自宅退院をしており生活環境の整備は重要であり, 社会的不利へ対応する有効な手段として家庭訪問調査, それに基づいた家屋改造案を提示している. 今回, 家庭訪問の現状, 家屋改造後の状況について4ヵ年に渡りアンケート調査を行ったので報告する. 【対象と方法】 対象は, 1991~1994年間に当院で家庭訪問を実施し自宅退院した患者で, 1991,92年に実施した138名(以下1期), 1993年実施の77名(以下2期), 1994年実施の80名(以下3期)の計295名. 平均年齢62歳(18~93歳)である. 方法は, 1期は1992年12月, 2期は1994年4月, 3期は1995年7月に記名式の質問紙郵送方式のアンケート調査を行った. 調査項目は, (1)家庭訪問の状況(2)職員の対応(3)家屋改造に要した費用(4)改造箇所の使用状況(5)家庭訪問, 家屋改造に対しての意見や感想についてであった. 尚, 1期目の調査において改造箇所の使用状況の把握が十分でなく2期目以降質問内容に若干の修正を加えた.
ISSN:0289-3770