膝前十字靭帯再建術後のフォローアップについて

近年, 膝前十字靭帯(ACL)再建術後のホームプログラムの重要性が多く報告されている. 当院においても再建術後1年から2年の間に抜釘を行い, その後1年程度フォローアップしている. その中で, 外来において順調にフォローできている症例群と自主訓練のみで通院しない症例群があり後者においてのホームプログラム管理の徹底が課題となっている. そこで, 前者は定期的に後者は抜釘時にホームプログラム実施内容の調査とACL機能評価を行ったので報告する. 【対象】平成4年10月より6年10月までに当院においてACL再建術を施行した37例(男18例・女19例)のうち機能評価可能であった28例(男12例・女16例...

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Published in理学療法学 Vol. 22; no. suppl-2; p. 334
Main Authors 及川雅博, 高木一朗, 遠藤享, 渋谷一行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1995
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Summary:近年, 膝前十字靭帯(ACL)再建術後のホームプログラムの重要性が多く報告されている. 当院においても再建術後1年から2年の間に抜釘を行い, その後1年程度フォローアップしている. その中で, 外来において順調にフォローできている症例群と自主訓練のみで通院しない症例群があり後者においてのホームプログラム管理の徹底が課題となっている. そこで, 前者は定期的に後者は抜釘時にホームプログラム実施内容の調査とACL機能評価を行ったので報告する. 【対象】平成4年10月より6年10月までに当院においてACL再建術を施行した37例(男18例・女19例)のうち機能評価可能であった28例(男12例・女16例)を対象とした. 手術時年齢は15歳から40歳(平均25歳)で, 受傷側は右18例・左11例, 手術日から評価までの期間は4ヵ月から1年半であった.
ISSN:0289-3770