PT学生に対する性格検査の試み

理学療法士養成過程において, 教員に求められる条件としては学生に対し一定水準の知識および技術を習得させることであるが, 同時に患者の気持ちや行動の意味を正しく理解し, 適切な対応を示すことのできる態度面の構築や成熟を促すことも重要な役割と考えられる. しかし, この「心」の問題に関しては教育的な立場から客観的評価を行い, 具体的な教育手法を論じた研究はほとんど認められないのが現状である. ここでは「心」の問題に取り組む前段階として, 質問紙法による東大式エゴグラム(以下TEGと略す)を通じ, 現在のPT学生における性格特性について把握することを目的とした....

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Published in理学療法学 Vol. 22; no. suppl-2; p. 55
Main Authors 駒場章一, 福島龍二, 今井公一, 加賀智子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1995
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ISSN0289-3770

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Summary:理学療法士養成過程において, 教員に求められる条件としては学生に対し一定水準の知識および技術を習得させることであるが, 同時に患者の気持ちや行動の意味を正しく理解し, 適切な対応を示すことのできる態度面の構築や成熟を促すことも重要な役割と考えられる. しかし, この「心」の問題に関しては教育的な立場から客観的評価を行い, 具体的な教育手法を論じた研究はほとんど認められないのが現状である. ここでは「心」の問題に取り組む前段階として, 質問紙法による東大式エゴグラム(以下TEGと略す)を通じ, 現在のPT学生における性格特性について把握することを目的とした.
ISSN:0289-3770