臨床実習における情意領域の評価

臨床実習において, 学生の態度・習慣といった情意領域の問題点を上げる臨床実習指導者(以下, SV)は多い. 実習に臨む学生は情意領域については義務教育・高等学校教育の中でも指導・評価を受けてきている. しかし社会人・医療従事者としての態度・習慣は専門教育課程においても身につけていくものであり, 学校・臨床実習施設はその学習環境の一角を担っている. しかし学校と実習施設, SVと教員では学生が対面する状況は異なり, 学生の気持ち・行動面にも差が現れる事が予想される. またSVと教員とでは学生と接する期間にも差がある. そこでSVと教員間・教員間の情意領域の評価について, 本校臨床見学実習I評価表...

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Published in理学療法学 Vol. 22; no. suppl-2; p. 52
Main Authors 浅野信一, 猪股高志, 木村朗, 高井浩三
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1995
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Summary:臨床実習において, 学生の態度・習慣といった情意領域の問題点を上げる臨床実習指導者(以下, SV)は多い. 実習に臨む学生は情意領域については義務教育・高等学校教育の中でも指導・評価を受けてきている. しかし社会人・医療従事者としての態度・習慣は専門教育課程においても身につけていくものであり, 学校・臨床実習施設はその学習環境の一角を担っている. しかし学校と実習施設, SVと教員では学生が対面する状況は異なり, 学生の気持ち・行動面にも差が現れる事が予想される. またSVと教員とでは学生と接する期間にも差がある. そこでSVと教員間・教員間の情意領域の評価について, 本校臨床見学実習I評価表の結果を用いて検討した.
ISSN:0289-3770