高齢者の歩行速度, 歩幅, 歩行率, および歩行パターン

高齢者では加齢に伴い歩行速度が低下すること, また, この歩行速度を規定している歩幅と歩行率が各々低下することが明らかにされている. しかし, 歩幅と歩行率の関係については, 自由速度歩行の歩行率に対する歩幅の比(歩行パターン)を指標にした場合は, 青・壮年層では年齢による相違が認められないことが報告されているが, 加齢の影響を検討したものは見あたらない. そこで本演題は, 在宅高齢者の標準的なサンプルを対象に実施された運動能力検査から歩行検査を抽出し, 歩行の運動学的変数における加齢変化の特徴について検討した....

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Published in理学療法学 Vol. 21; no. suppl-2; p. 417
Main Authors 古名丈人, 伊東元, 長崎浩, 橋詰謙, 丸山仁司, 衣笠隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1994
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Summary:高齢者では加齢に伴い歩行速度が低下すること, また, この歩行速度を規定している歩幅と歩行率が各々低下することが明らかにされている. しかし, 歩幅と歩行率の関係については, 自由速度歩行の歩行率に対する歩幅の比(歩行パターン)を指標にした場合は, 青・壮年層では年齢による相違が認められないことが報告されているが, 加齢の影響を検討したものは見あたらない. そこで本演題は, 在宅高齢者の標準的なサンプルを対象に実施された運動能力検査から歩行検査を抽出し, 歩行の運動学的変数における加齢変化の特徴について検討した.
ISSN:0289-3770