脳性麻痺児のトランスファーに関する研究

車椅子移動を行う脳性麻痺児は多いが, 一部には駆動は可能だが床からのトランスファーが不可能なために自立移動が達成できていない児が存在している, そこで我々は床から車椅子へのトランスファーに必要な運動能力についての調査を行っており, 第28回本学会では上肢機能とトランスファー能力の関係を検討し, トランスファー可能群がつかまり立ち位での上肢への体重移動能力が高かったことを報告した. 今回は, トランスファーの方法及び粗大運動の発達レベルとトランスファー能力の関係について検討したので報告する白...

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Published in理学療法学 Vol. 21; no. suppl-2; p. 289
Main Authors 清藤順子, 小林尚子, 田中峰子, 相良美和子, 手代丸信一, 松浦保茂, 相良研, 鳥井田峰子, 瀧上正利, 岩下文治, 阿部光司, 佐伯満
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1994
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Summary:車椅子移動を行う脳性麻痺児は多いが, 一部には駆動は可能だが床からのトランスファーが不可能なために自立移動が達成できていない児が存在している, そこで我々は床から車椅子へのトランスファーに必要な運動能力についての調査を行っており, 第28回本学会では上肢機能とトランスファー能力の関係を検討し, トランスファー可能群がつかまり立ち位での上肢への体重移動能力が高かったことを報告した. 今回は, トランスファーの方法及び粗大運動の発達レベルとトランスファー能力の関係について検討したので報告する白
ISSN:0289-3770