心拍数からみたエネルギー消費量の予測システムによる検討

歩行についての報告は多くみられるが, 肥満度との関係についてのものは散見されるのみである. また, エネルギー消費の測定の方法としては, 直接的なものと間接的なものがあるが, 直接的な方法はその装置および手技などの面において煩雑であり臨床の場面では困難である. 日常の臨床でエネルギー消費を推定するために簡便に測定できる心拍数(HR)を用い, それと相関するといわれている酸素摂取量との回帰式から消費エネルギーを算出できる. 今回我々は, 歩行様式によるエネルギー消費の差をHRから推定し肥満度と比較検討したので報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 21; no. suppl-2; p. 96
Main Authors 平山昌男, 原泰久, 小田邦彦, 岡野生也, 永田安雄, 山下隆昭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1994
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Summary:歩行についての報告は多くみられるが, 肥満度との関係についてのものは散見されるのみである. また, エネルギー消費の測定の方法としては, 直接的なものと間接的なものがあるが, 直接的な方法はその装置および手技などの面において煩雑であり臨床の場面では困難である. 日常の臨床でエネルギー消費を推定するために簡便に測定できる心拍数(HR)を用い, それと相関するといわれている酸素摂取量との回帰式から消費エネルギーを算出できる. 今回我々は, 歩行様式によるエネルギー消費の差をHRから推定し肥満度と比較検討したので報告する.
ISSN:0289-3770