評価実習前後の学生の意識調査
理学療法を行うには医学的根拠・理論に基づく正しい評価が必要なことは明白である. しかし, 学生がそれを具体的に理解することは難しく, カリキュラムの工夫と共に情意領域教育が重要であるとされている. 本学院では2学年前期に実際の患者評価を経験すると共に, 自己洞察をし, 自己研鐙の必要性を自覚させる目的にて1週間を2カ所の実習施設にて評価実習を行っている. しかし実習前に漠然とした不安感を訴えたり, 知識不足のため有効に実習が行えない学生が多いのが現状である. そこで, 評価の流れのイメージを理解させ, 具体的に必要な知識を再確認させる目的にてシミュレーション授業を導入している. 今回, これら...
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Published in | 理学療法学 Vol. 20; no. suppl-1; p. 435 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士協会
1993
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Summary: | 理学療法を行うには医学的根拠・理論に基づく正しい評価が必要なことは明白である. しかし, 学生がそれを具体的に理解することは難しく, カリキュラムの工夫と共に情意領域教育が重要であるとされている. 本学院では2学年前期に実際の患者評価を経験すると共に, 自己洞察をし, 自己研鐙の必要性を自覚させる目的にて1週間を2カ所の実習施設にて評価実習を行っている. しかし実習前に漠然とした不安感を訴えたり, 知識不足のため有効に実習が行えない学生が多いのが現状である. そこで, 評価の流れのイメージを理解させ, 具体的に必要な知識を再確認させる目的にてシミュレーション授業を導入している. 今回, これらの体験が学生の情意領域に及ぼす影響を検討する目的にて, 学生の意識調査を行ったので報告する. |
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ISSN: | 0289-3770 |