当院スポーツ外来における足関節捻挫について

スポーツ外傷は多種多様であるが, なかでも足関節捻挫は様々なスポーツ活動において発生頻度は高い. 大多数の足関節捻挫は, それほど問題もなく治癒して再びスポーツ活動に復帰可能となっている. しかし, 初期治療やリハビリテーションが適切でなければ疼痛が残存したり, 不安定性が生じ捻挫を繰り返し陳旧性足関節外側々副靭帯損傷に移行し, スポーツ活動・日常生活に支障をきたすことが多い. 今回我々は, 大学アメリカンフットボール選手の足関節捻挫の実態を把握するためアンケート調査を実施した. さらに, 足関節に対しストレスX線検査を実施し, 足関節捻挫と角度について若干の知見を得たので報告する....

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Bibliographic Details
Published in理学療法学 Vol. 20; no. suppl-1; p. 353
Main Authors 小林勝, 本岡博, 永堀造男, 小林幸一郎, 犬塚伊津恵, 谷渡秀一, 田中由美, 林紀秀, 千賀達也, 長見佳代, 篠原豊, 安部総一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1993
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Summary:スポーツ外傷は多種多様であるが, なかでも足関節捻挫は様々なスポーツ活動において発生頻度は高い. 大多数の足関節捻挫は, それほど問題もなく治癒して再びスポーツ活動に復帰可能となっている. しかし, 初期治療やリハビリテーションが適切でなければ疼痛が残存したり, 不安定性が生じ捻挫を繰り返し陳旧性足関節外側々副靭帯損傷に移行し, スポーツ活動・日常生活に支障をきたすことが多い. 今回我々は, 大学アメリカンフットボール選手の足関節捻挫の実態を把握するためアンケート調査を実施した. さらに, 足関節に対しストレスX線検査を実施し, 足関節捻挫と角度について若干の知見を得たので報告する.
ISSN:0289-3770