DMDに対する体位ドレナージ効果

Duchenne型進行性筋ジストロフィー(以下DMD)の末期ステージでは, 呼吸筋力の低下, 脊柱・胸郭変形, 胸郭柔軟性の低下などにより, 拘束性換気障害を呈する. また, 感染罹患により喀痰喀出困難となり, 呼吸不全の急性増悪に陥る患者も少なくない. 今回我々は, 感染により喀痰喀出困難となり, 気管内挿管をしたDMD患者に対して, 体位ドレナージを行い, さらにNIPPVを併用して著効であったので報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 20; no. suppl-1; p. 157
Main Authors 加賀谷芳夫, 石川幸辰, 南良二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1993
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Summary:Duchenne型進行性筋ジストロフィー(以下DMD)の末期ステージでは, 呼吸筋力の低下, 脊柱・胸郭変形, 胸郭柔軟性の低下などにより, 拘束性換気障害を呈する. また, 感染罹患により喀痰喀出困難となり, 呼吸不全の急性増悪に陥る患者も少なくない. 今回我々は, 感染により喀痰喀出困難となり, 気管内挿管をしたDMD患者に対して, 体位ドレナージを行い, さらにNIPPVを併用して著効であったので報告する.
ISSN:0289-3770