在宅障害者における排泄方法の実態調査

本報告では, 排泄を一連の動作の流れとして捉え, つまり尿意を認識してから起居を行い, 排泄の場所に移動し, 排泄動作が終了するまでの連続的な過程として考えた. その中で, 理学療法士の視点より場所, 移動, 排泄用具, 姿勢保持に注目して実態調査を行ったので, 若干の考察を加え報告する. II. 方法 対象は当院通院患者と自宅から直接入院した患者及び小国町における「機能訓練」・「訪問指導」実施者の38名である. 件別は男性24名, 女性14名, 年齢は43歳から82歳まで, 平均67.6歳である. 診断は, 脳血管障害31名, パーキンソン病4名, 脊髄小脳変性症2名, 慢性関節リウマチ1名...

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Published in理学療法学 Vol. 20; no. suppl-1; p. 47
Main Authors 小林量作, 松井佳子, 金子功一, 山田晴美, 加藤梢
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1993
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ISSN0289-3770

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Summary:本報告では, 排泄を一連の動作の流れとして捉え, つまり尿意を認識してから起居を行い, 排泄の場所に移動し, 排泄動作が終了するまでの連続的な過程として考えた. その中で, 理学療法士の視点より場所, 移動, 排泄用具, 姿勢保持に注目して実態調査を行ったので, 若干の考察を加え報告する. II. 方法 対象は当院通院患者と自宅から直接入院した患者及び小国町における「機能訓練」・「訪問指導」実施者の38名である. 件別は男性24名, 女性14名, 年齢は43歳から82歳まで, 平均67.6歳である. 診断は, 脳血管障害31名, パーキンソン病4名, 脊髄小脳変性症2名, 慢性関節リウマチ1名である.
ISSN:0289-3770