ウレタンゴムと入浴用マットによるシャワー車いす用クッションと便座用クッションの試作
脊髄損傷者(以下脊損者)の社会的な自立を考えるときに, 日常生活動作(以下ADL)の自立は重要な課題である. この脊損者のうちでも特にADLで問題となるのが頚髄損傷者(以下頸損者)で, 食事, 更衣, 整容, 移乗などの各動作が自立していても, 入浴および排泄動作では介助を要することが多い. これは, 後二者の動作の特殊性と難易度の高さによるものと考えられる. 今回, 頸損者(矢部の分類によるC6上位型~C8上位型)に, 入浴および排泄動作の自立を目的としてシャワー車いす用クッションを6例, 便座用クッションを5例(7件)に試作し, 動作の自立が得られたのでその製作方法などを紹介する....
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Published in | 理学療法学 Vol. 18; no. suppl; p. 337 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本理学療法士協会
1991
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ISSN | 0289-3770 |
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Summary: | 脊髄損傷者(以下脊損者)の社会的な自立を考えるときに, 日常生活動作(以下ADL)の自立は重要な課題である. この脊損者のうちでも特にADLで問題となるのが頚髄損傷者(以下頸損者)で, 食事, 更衣, 整容, 移乗などの各動作が自立していても, 入浴および排泄動作では介助を要することが多い. これは, 後二者の動作の特殊性と難易度の高さによるものと考えられる. 今回, 頸損者(矢部の分類によるC6上位型~C8上位型)に, 入浴および排泄動作の自立を目的としてシャワー車いす用クッションを6例, 便座用クッションを5例(7件)に試作し, 動作の自立が得られたのでその製作方法などを紹介する. |
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ISSN: | 0289-3770 |