片麻痺患者呼吸訓練の効果について

脳卒中片麻痺患者における種々の後遺症のなかの1つとして肺の換気機能障害があり, 拘束性換気機能障害が見られる場合が多い. 片麻痺患者の評価において呼吸機能評価を行うことは患者への運動量を考える上で必要である. また, 呼吸訓練も必要となる場合もある. しかしながら, 臨床の場においては運動療法に比較的重点がおかれ呼吸訓練が行われることは少ない. 今回, 我々は片麻痺患者に対して3ヶ月の呼吸訓練を行い訓練前, 1ヶ月後, 3ヶ月後に呼吸機能検査を行い, 若干の知見を得たので報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 16; no. suppl; p. 94
Main Authors 高橋光彦, 高橋正明, 星文彦, 山中雅智, 福田修, 鈴木重男, 高田貫之, 富永淳, 松島達明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1989
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Summary:脳卒中片麻痺患者における種々の後遺症のなかの1つとして肺の換気機能障害があり, 拘束性換気機能障害が見られる場合が多い. 片麻痺患者の評価において呼吸機能評価を行うことは患者への運動量を考える上で必要である. また, 呼吸訓練も必要となる場合もある. しかしながら, 臨床の場においては運動療法に比較的重点がおかれ呼吸訓練が行われることは少ない. 今回, 我々は片麻痺患者に対して3ヶ月の呼吸訓練を行い訓練前, 1ヶ月後, 3ヶ月後に呼吸機能検査を行い, 若干の知見を得たので報告する.
ISSN:0289-3770