脳卒中片麻痺における歩行能力の予後

脳卒中片麻痺における予後予測の報告は少なくない. しかし, 繰り返しの転院や, ADL低下などで再入院となる患者の多い施設では, 従来報告されている予測基準を使用するには情報が不十分となりやすい. そこで今回は, 入院時にごく簡単に得られる情報で大まかな予測が出来ないかと考え, 脳卒中片麻痺患者を調査し, 特に歩行能力について分析した結果を報告する. <対象> 昭和57年4月から昭和62年3月までに東京都老人医療センターリハビリテーション病棟に入院しPTを施行した脳卒中片麻痺患者515例(男性263例・女性252例)を対象とした....

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Published in理学療法学 Vol. 15; no. suppl; p. 121
Main Authors 久寿米木和繁, 太田隆, 小沼正臣, 亀田英俊, 佐能千恵子, 千野根勝行, 富田昇, 片岡熈
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1988
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Summary:脳卒中片麻痺における予後予測の報告は少なくない. しかし, 繰り返しの転院や, ADL低下などで再入院となる患者の多い施設では, 従来報告されている予測基準を使用するには情報が不十分となりやすい. そこで今回は, 入院時にごく簡単に得られる情報で大まかな予測が出来ないかと考え, 脳卒中片麻痺患者を調査し, 特に歩行能力について分析した結果を報告する. <対象> 昭和57年4月から昭和62年3月までに東京都老人医療センターリハビリテーション病棟に入院しPTを施行した脳卒中片麻痺患者515例(男性263例・女性252例)を対象とした.
ISSN:0289-3770