手指関節におけるRAの活動性と手指機能

今回我々は, 慢性関節リウマチ(以下RAと略す)患者の, Tip Pinch力・Side Pinch力・PowerGripを測定し, 変形・痛み・X線写真・関節表面温度との傾向を比較検討した. 更に, 異なった運動による関節表面温度の変化過程も測定したので, 若干の考察を加えここに報告する. 〔対象及び方法〕 対象は, 昭和60年以後当院リウマチセンター入院のclassical及びdefinite以上のRA患者25名(50手指)で, 性別は全例女性・年齢22歳~69歳平均55.2歳であった. 方法は, 筋ジストロフィー症患者の握力測定に使用されているデジタル握力計を用い, Tip Pinch力...

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Published in理学療法学 Vol. 15; no. suppl; p. 35
Main Authors 定松修一, 得丸敬三, 浅山浩二, 阿部敏彦, 武市信行, 大塚彰, 赤松満
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1988
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Summary:今回我々は, 慢性関節リウマチ(以下RAと略す)患者の, Tip Pinch力・Side Pinch力・PowerGripを測定し, 変形・痛み・X線写真・関節表面温度との傾向を比較検討した. 更に, 異なった運動による関節表面温度の変化過程も測定したので, 若干の考察を加えここに報告する. 〔対象及び方法〕 対象は, 昭和60年以後当院リウマチセンター入院のclassical及びdefinite以上のRA患者25名(50手指)で, 性別は全例女性・年齢22歳~69歳平均55.2歳であった. 方法は, 筋ジストロフィー症患者の握力測定に使用されているデジタル握力計を用い, Tip Pinch力・Side Pinch力・Power Gripを測定した. 3動作とも5秒間行いそのPeak値をそれぞれの値とした.
ISSN:0289-3770