老年者の下肢筋力増強訓練における酸素摂取量についての検討

人口の高齢化に伴い, 当理学療法部を受診する患者も老年者が増加しており, そのため何らかの呼吸循環器疾患を合併していることが多い. 我々はこのような患者に対して筋力増強訓練, 関節可動域訓練, 歩行訓練等を施行しているが, これらの訓練がどの程度の運動強度なのか客観的に把握することがリスク管理上たいへん重要と思われる, そこで, 今回, 我々は基礎研究として老年者を対象に臨床上, 頻回に施行する4種類の下肢筋力増強訓練法について, その運動中の酸素摂取量を測定し各訓練方法の運動強度を検討したので報告する....

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Published in理学療法学 Vol. 14; no. suppl; p. 104
Main Authors 川村博文, 鶴見隆正, 辻下守弘, 山本博司, 貞廣哲郎, 沖田一彦, 上地健, 岡林資明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1987
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ISSN0289-3770

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Summary:人口の高齢化に伴い, 当理学療法部を受診する患者も老年者が増加しており, そのため何らかの呼吸循環器疾患を合併していることが多い. 我々はこのような患者に対して筋力増強訓練, 関節可動域訓練, 歩行訓練等を施行しているが, これらの訓練がどの程度の運動強度なのか客観的に把握することがリスク管理上たいへん重要と思われる, そこで, 今回, 我々は基礎研究として老年者を対象に臨床上, 頻回に施行する4種類の下肢筋力増強訓練法について, その運動中の酸素摂取量を測定し各訓練方法の運動強度を検討したので報告する.
ISSN:0289-3770