脳卒中後遺症片麻痺患者の漸増運動負荷試験

現在亜急性期脳卒中片麻痺患者のPTプログラム施行上, 訓練強度, 時間, 監視等の条件については, アンダーソンの基準等によって経験的に判断するのが常である. 患者の背影は様々であり, 個々の臨床症状に応じた訓練がなされる一方, 特に高齢者を対象とする場合が多い本疾患においては, 運動量を客観的に評価できる手段と臨床面への応用が必要となっている. しかし, 回復段階の低い患者は, いわゆる病的パターンにより, 通常用いられるマスターテスト, エルゴメーター, トレッドミル等の運動負荷試験が困難であり実際施行されないままである....

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Published in理学療法学 Vol. 11; no. suppl; p. 110
Main Authors 北沢保之, 五味川右, 宮本信治, 藤田勉
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士協会 1984
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ISSN0289-3770

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Summary:現在亜急性期脳卒中片麻痺患者のPTプログラム施行上, 訓練強度, 時間, 監視等の条件については, アンダーソンの基準等によって経験的に判断するのが常である. 患者の背影は様々であり, 個々の臨床症状に応じた訓練がなされる一方, 特に高齢者を対象とする場合が多い本疾患においては, 運動量を客観的に評価できる手段と臨床面への応用が必要となっている. しかし, 回復段階の低い患者は, いわゆる病的パターンにより, 通常用いられるマスターテスト, エルゴメーター, トレッドミル等の運動負荷試験が困難であり実際施行されないままである.
ISSN:0289-3770