ライフキネティック(R)トレーニングを用いた視覚機能への介入効果

要旨: 〔目的〕ライフキネティックトレーニング(LK(R))の介入を行い, 視覚機能と視覚と身体コントロールの協調性に対する効果の検証を行うこと. 〔対象と方法〕対象者は, 高校サッカー部に所属する男性52名とした. 一般的なサッカーのトレーニングに加え, 60分間のLK(R)を週1回, 12週間連続で行うLK(R)群と, 一般的なサッカーのトレーニングのみを行うCON群に無作為に分類し, 選択反応回数と周辺視野を計測した. 〔結果〕LK(R)群で選択反応回数, 周辺視野ともに有意に増加を認めた. 〔結語〕LK(R)によりサッカー選手の選択反応回数, 周辺視野は向上することが示唆された....

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Published in理学療法科学 Vol. 38; no. 4; pp. 289 - 293
Main Authors 村田勇太, 和智道生, 治郎丸卓三, 大西均, 藤谷亮, 野口真一, 布留守敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 理学療法科学学会 20.08.2023
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Summary:要旨: 〔目的〕ライフキネティックトレーニング(LK(R))の介入を行い, 視覚機能と視覚と身体コントロールの協調性に対する効果の検証を行うこと. 〔対象と方法〕対象者は, 高校サッカー部に所属する男性52名とした. 一般的なサッカーのトレーニングに加え, 60分間のLK(R)を週1回, 12週間連続で行うLK(R)群と, 一般的なサッカーのトレーニングのみを行うCON群に無作為に分類し, 選択反応回数と周辺視野を計測した. 〔結果〕LK(R)群で選択反応回数, 周辺視野ともに有意に増加を認めた. 〔結語〕LK(R)によりサッカー選手の選択反応回数, 周辺視野は向上することが示唆された.
ISSN:1341-1667