3 Rythmia(TM)システム
「はじめに」3Dマッピングの使用は近年のカテーテルアブレーションにおいて必要不可欠である. 3Dマッピングの使用により, 電位情報の記録のみでは解析困難な複雑な頻拍回路の同定が可能となり, また患者・術者双方にとって重要な放射線被ばくの削減が可能である. アブレーションにおける3Dマッピングの役割は, 頻拍回路の同定と, 確実な焼灼巣の形成という2つの役割がある. Boston Scientific社製のRhythmia(TM)システムには頻拍回路特定のためのIntellaMap Orion(TM)カテーテルを用いた多極マッピングシステムと, 焼灼部位の組織情報を反映する局所インピーダンス(l...
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Published in | 心臓 Vol. 54; no. 5; pp. 540 - 544 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本心臓財団・日本循環器学会
15.05.2022
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Summary: | 「はじめに」3Dマッピングの使用は近年のカテーテルアブレーションにおいて必要不可欠である. 3Dマッピングの使用により, 電位情報の記録のみでは解析困難な複雑な頻拍回路の同定が可能となり, また患者・術者双方にとって重要な放射線被ばくの削減が可能である. アブレーションにおける3Dマッピングの役割は, 頻拍回路の同定と, 確実な焼灼巣の形成という2つの役割がある. Boston Scientific社製のRhythmia(TM)システムには頻拍回路特定のためのIntellaMap Orion(TM)カテーテルを用いた多極マッピングシステムと, 焼灼部位の組織情報を反映する局所インピーダンス(local impedance)をモニタリング可能なIntellaNav StablePoint(TM)カテーテル・IntellaNav MiFi(TM) OIカテーテルが備わっている. 本稿ではこれらのテクノロジーに関して解説する. |
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ISSN: | 0586-4488 |