北海道十勝地域におけるバイオエタノール生成に関する事業化可能性調査研究

本研究は、十勝地域で発生する規格外農産物及び農産物加工残渣のバイオエタノール生成の事業化について検討し、バイオエタノール原料としては規格外小麦及びてん菜が利用可能であることが明らかとなった。また、規格外小麦及びてん菜を原料とした際の、バイオエタノール製造コストは、規格外小麦では98.4円/L、てん菜では独立型プラントの場合323.7円/L、併設型プラントの場合87.1円/Lと試算された。今後、バイオエタノール製造コストを低下させるためには、輸送費を含む原料の購入コストをいかに低減させるかが課題であることが明らかとなった。...

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Published inJournal of the Society of Agricultural Structures, Japan Vol. 38; no. 3; pp. 33 - 41
Main Authors 菊池, 貞雄, 小林, 武志, 井上, 嘉明
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 01.12.2007
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ISSN0388-8517

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Summary:本研究は、十勝地域で発生する規格外農産物及び農産物加工残渣のバイオエタノール生成の事業化について検討し、バイオエタノール原料としては規格外小麦及びてん菜が利用可能であることが明らかとなった。また、規格外小麦及びてん菜を原料とした際の、バイオエタノール製造コストは、規格外小麦では98.4円/L、てん菜では独立型プラントの場合323.7円/L、併設型プラントの場合87.1円/Lと試算された。今後、バイオエタノール製造コストを低下させるためには、輸送費を含む原料の購入コストをいかに低減させるかが課題であることが明らかとなった。
Bibliography:ZZ00015617
760151
ISSN:0388-8517