ウサギ小腸一般粘膜上皮と濾胞被蓋上皮におけるレクチン結合特性の相違

腸管免疫における一般粘膜の役割を検討する一環として、レクチンを用いて絨毛円柱上皮細胞と濾胞被蓋上皮の糖鎖発現を比較した。その結果M細胞を除く上皮の大部分はGalNAc、GlcNAc、ガラクトース及びオリゴサッカライド陽性であった。フコースは濾胞被蓋上皮のみ陽性で、グルコース/マンノースは全上皮が陰性であった。以上の結果は消化管管内物質への一般粘膜とM細胞の認識特異性を反映しているかもしれない。...

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Published inJournal of veterinary medical science Vol. 69; no. 6; pp. 645 - 647
Main Authors 竹内, 崇師, 藤渕, 剛次, 今井, 良典, 亀井, 義明, 村瀬, 隆一, 木藤, 克己, 阿部, 康人, 植田, 規史
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 01.06.2007
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ISSN0916-7250

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Summary:腸管免疫における一般粘膜の役割を検討する一環として、レクチンを用いて絨毛円柱上皮細胞と濾胞被蓋上皮の糖鎖発現を比較した。その結果M細胞を除く上皮の大部分はGalNAc、GlcNAc、ガラクトース及びオリゴサッカライド陽性であった。フコースは濾胞被蓋上皮のみ陽性で、グルコース/マンノースは全上皮が陰性であった。以上の結果は消化管管内物質への一般粘膜とM細胞の認識特異性を反映しているかもしれない。
Bibliography:ZZ00004754
742635
ISSN:0916-7250