濃厚卵白を除去した未分割のニワトリ受精卵の体外培養法

排卵後60?80分に卵管膨大部より採取したニワトリ受精卵より、卵黄のまわりの濃厚卵白を除去した後に培養器に入れ、pH7.0に調整した濃厚卵白をその上に入れて密封し、胚盤葉期まで培養した。その後は卵殻に移し、孵化まで培養した。80個処理した卵のうち、約半数が胚盤葉期まで発生し、培養4日日の生存率は25%、孵化率は7.5%となった。本培養法を用いることにより、排卵直後のニワトリ卵の胚盤の正確な操作を行うことが可能となる。...

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Published inThe journal of poultry science Vol. 42; no. 2; pp. 140 - 144
Main Authors 内藤, 充, 佐野, 晶子, 川嶋, 貴治
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 01.04.2005
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Summary:排卵後60?80分に卵管膨大部より採取したニワトリ受精卵より、卵黄のまわりの濃厚卵白を除去した後に培養器に入れ、pH7.0に調整した濃厚卵白をその上に入れて密封し、胚盤葉期まで培養した。その後は卵殻に移し、孵化まで培養した。80個処理した卵のうち、約半数が胚盤葉期まで発生し、培養4日日の生存率は25%、孵化率は7.5%となった。本培養法を用いることにより、排卵直後のニワトリ卵の胚盤の正確な操作を行うことが可能となる。
Bibliography:ZZ20007115
721357
ISSN:1346-7395