5.東芝における産業保健スタッフ教育システムの構築-第2報
東芝における「産業保健スタッフ能力向上ワーキング」は, 2002年度よりスタートしているが, 2004年度には従業員の心身の健康保持増進を図り, 生産性向上につながるような支援を行うための産業保健スタッフレベルの標準化を目標に, 各事業場での看護職のおかれている現状及び業務の把握を行い, 継続教育システムを構築, そして制度化した. 昨年度は継続教育システムを運用するにあたり, 具体的かつ行動的な標準化とするための業務マニュアルの作成, 及び, スタッフ間での連携強化のため地区別研修会の開催をモデル地区で行った. 今後更なる標準化を進めるにあたり(1)業務マニュアルの再検討(2)地区別研修会開...
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Published in | 産業衛生学雑誌 Vol. 48; no. 6; p. 227 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本産業衛生学会
20.11.2006
公益社団法人日本産業衛生学会 Japan Society for Occupational Health |
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ISSN | 1341-0725 |
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Summary: | 東芝における「産業保健スタッフ能力向上ワーキング」は, 2002年度よりスタートしているが, 2004年度には従業員の心身の健康保持増進を図り, 生産性向上につながるような支援を行うための産業保健スタッフレベルの標準化を目標に, 各事業場での看護職のおかれている現状及び業務の把握を行い, 継続教育システムを構築, そして制度化した. 昨年度は継続教育システムを運用するにあたり, 具体的かつ行動的な標準化とするための業務マニュアルの作成, 及び, スタッフ間での連携強化のため地区別研修会の開催をモデル地区で行った. 今後更なる標準化を進めるにあたり(1)業務マニュアルの再検討(2)地区別研修会開催地区の拡大(3)教育受講条件についての基準作成を進める予定である. 産業看護職のスキルアップは未だ個人の資質や所属企業の方針に任されている面が大きいが, これらは単独企業の課題というよりは法制度化における明確な配置および活動基準の設定も望まれる. |
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ISSN: | 1341-0725 |