44. アルミナ使用特定粉じん発生源対策事例の人間工学的考察

電気機械器具製造事業場で行われているアルミナ乾燥剤ふるい分け作業場において, 自動搬送装置を設置した結果, 粉じん濃度が低下し, 作業時間も大幅に短縮した事例について, 対策検討過程が人間工学的に妥当か否かを「ISO6385:2004作業システム設計における人間工学の原則」に基いたチェックリストを作成し, 事後的に検証した. 実際の対策は同チェックリスト各項目に概ね適合しており, 人間工学的に意義の有る改善策であったことが裏付けられた. ISO6385:2004に対応したチェックリストを用い, 対策内容が人間工学的に妥当であるか確認を行いながら改善対策を推進することが有用であることが示唆された...

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Published in産業衛生学雑誌 Vol. 48; no. 1; p. 29
Main Authors 昇淳一郎, 吉田直樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本産業衛生学会 20.01.2006
公益社団法人日本産業衛生学会
Japan Society for Occupational Health
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ISSN1341-0725

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Summary:電気機械器具製造事業場で行われているアルミナ乾燥剤ふるい分け作業場において, 自動搬送装置を設置した結果, 粉じん濃度が低下し, 作業時間も大幅に短縮した事例について, 対策検討過程が人間工学的に妥当か否かを「ISO6385:2004作業システム設計における人間工学の原則」に基いたチェックリストを作成し, 事後的に検証した. 実際の対策は同チェックリスト各項目に概ね適合しており, 人間工学的に意義の有る改善策であったことが裏付けられた. ISO6385:2004に対応したチェックリストを用い, 対策内容が人間工学的に妥当であるか確認を行いながら改善対策を推進することが有用であることが示唆された.
ISSN:1341-0725