28. 生活習慣病予防・改善のための健康教育-分散事業場での試み
2004年より, 職員の生活習慣の変容, 生活習慣病の予防・改善を目的とした健康教育を, 3ヵ年計画で全都道府県, 90以上の分散事業場で展開した. 対象は健康診断結果より, 中等度の生活習慣病の危険因子を有する職員を抽出. セミナーは90分間の講義形式で, 30人程度を対象者とし, 統一教材[「MYヘルスアップノート」, ビデオ(死の四重奏)]を使用し, 体脂肪および腹囲測定の実技を取り入れ実施した. 受講対象者11,239人のうち, 約8,500人, 75.8%が受講した. 講義終了後に各自生活習慣改善の目標を設定. 受講前と受講後3ヵ月にアンケートを実施し, 生活習慣の改善や健康に対する...
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Published in | 産業衛生学雑誌 Vol. 50; no. 2; p. 68 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本産業衛生学会
20.03.2008
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Summary: | 2004年より, 職員の生活習慣の変容, 生活習慣病の予防・改善を目的とした健康教育を, 3ヵ年計画で全都道府県, 90以上の分散事業場で展開した. 対象は健康診断結果より, 中等度の生活習慣病の危険因子を有する職員を抽出. セミナーは90分間の講義形式で, 30人程度を対象者とし, 統一教材[「MYヘルスアップノート」, ビデオ(死の四重奏)]を使用し, 体脂肪および腹囲測定の実技を取り入れ実施した. 受講対象者11,239人のうち, 約8,500人, 75.8%が受講した. 講義終了後に各自生活習慣改善の目標を設定. 受講前と受講後3ヵ月にアンケートを実施し, 生活習慣の改善や健康に対する意識の変化をフォローした. 回答率は受講前が95.8%, 受講後3ヵ月が72.4%であった. 生活習慣の改善や健康に対する意識は, 食生活に対する面で大きな改善が見られ, また受講直後に立てた目標に対して, 46%が継続努力しているという好結果が得られた. |
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ISSN: | 1341-0725 |