第44回 医学教育セミナーとワークショップ in 福島

2011年3月11日に生じたM9.0の東日本大震災, 巨大な津波に襲われて起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえて, 医学教育・医療人教育に従事する者が激甚災害の経験から何かを学び, これからの教育の場に活かすことができないかについて, 鈴木MEDCセンター長, 藤崎教授から被災した秋に御相談を頂いた. 正直, 災害の規模が大きく, 状況が深刻化する時点でお引き受けすべきかを迷ったが, 1年後に経験を皆で振り返る機会になればと祈りつつ, また, 全国の参加者との経験の共有の場にできればと考えて, 福島でのワークショップをお受けした. 第44回医学教育セミナーとワークショップin福島...

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Published in医学教育 Vol. 43; no. 4; pp. 323 - 324
Main Authors 石川和信, 川上ちひろ
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 25.08.2012
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ISSN0386-9644

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Summary:2011年3月11日に生じたM9.0の東日本大震災, 巨大な津波に襲われて起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故を踏まえて, 医学教育・医療人教育に従事する者が激甚災害の経験から何かを学び, これからの教育の場に活かすことができないかについて, 鈴木MEDCセンター長, 藤崎教授から被災した秋に御相談を頂いた. 正直, 災害の規模が大きく, 状況が深刻化する時点でお引き受けすべきかを迷ったが, 1年後に経験を皆で振り返る機会になればと祈りつつ, また, 全国の参加者との経験の共有の場にできればと考えて, 福島でのワークショップをお受けした. 第44回医学教育セミナーとワークショップin福島と題し, 平成24年5月26日(土)~27日(日)に福島県立医科大学を会場に開催した. 「災害時の急性期対応」, 「こころのケア」, 「医学部定員増と地域医療」の3つをテーマとしたワークショップ, 東北の復興構想についての特別セミナー, シミュレーション医学教育の見学体験セミナーを企画した.
ISSN:0386-9644