編集委員長退任にあたって
2007年(平成19年)1月に, 前任の編集委員長 藤本司先生(昭和大学名誉教授)から編集委員長を引き継いで, はや5年が経ちました. 2006年の暮に, 昭和大学藤が丘病院の藤本先生の研究室にお伺いして, 事務の引き継ぎを受けたことが昨日のことのように思い出されます. 初代編集委員長の金谷春之先生から高倉公朋先生, 森竹浩三先生, 藤本司先生がもり立ててこられた「Neurosonology」誌の編集委員長としてこの5年間を振り返って, 十分にお役に立てなかったとの思いがいたします. JAN(前)事務局長の峰松一夫先生(現 理事長), 事務局の豊田一則先生, 現事務局長の木村和美先生や井口保之...
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Published in | Neurosonology Vol. 24; no. 2/3; p. 62 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脳神経超音波学会
30.12.2011
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ISSN | 0917-074X |
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Summary: | 2007年(平成19年)1月に, 前任の編集委員長 藤本司先生(昭和大学名誉教授)から編集委員長を引き継いで, はや5年が経ちました. 2006年の暮に, 昭和大学藤が丘病院の藤本先生の研究室にお伺いして, 事務の引き継ぎを受けたことが昨日のことのように思い出されます. 初代編集委員長の金谷春之先生から高倉公朋先生, 森竹浩三先生, 藤本司先生がもり立ててこられた「Neurosonology」誌の編集委員長としてこの5年間を振り返って, 十分にお役に立てなかったとの思いがいたします. JAN(前)事務局長の峰松一夫先生(現 理事長), 事務局の豊田一則先生, 現事務局長の木村和美先生や井口保之先生はじめ多くの方々に支えられながら何とか任期を全うすることが出来ました. また, ご投稿いただきました多くの会員の先生方, 編集委員の先生方, 査読委員の先生方にはたいへんお世話になりました. 大変ありがとうございました. 第20巻の記念号に諸先輩方から手記をいただいたこと, そのときに, 特別付録として1巻から20巻までのすべての学術記事をPDF化してCD-Rに焼いたこと, また, 藤本先生の監修による「脳神経超音波マニュアル」が大好評で売り切れてしまい, 急遽, CD-Rとして刊行したこと, など, いい思い出になっています. 投稿数が少なく, 十分な刊行が出来なかったのは私の力不足であり申し訳なく思っております. しかし, その中で多くの先生に博士論文の発表誌としてご投稿いただき, 少しでもお手伝い出来たことは大変な喜びでした. 医学も自然科学の一分野であり, ことに「Neurosonology」誌では, 音の物理学的性質を利用した診断機器に関する論文が多数を占めますので, 編集にあたっては, 事実や自分の考えを母国語の日本語で, 過不足無く正確に表現する, ということを大切にしようと思っていました. その思いもあり, 本号には, 特別付録として「神経超音波用語集2012」を収載いたしました. 編集に携わっていただいた, 永井秀政先生はじめ, 用語集編集委員の先生方に厚くお礼申し上げます. 藤代健太郎 新編集委員長のもと, さらにこの「Neurosonology」誌が発展することを期待いたしております. 会員の諸先生には多くの論文のご投稿をお願いいたします. 最後に, 勤務医の立場での編集作業というわがままをお認めいただき, 支えていただいた, 徳島県立中央病院 本藤秀樹副院長や脳神経外科の諸先生, 永井雅巳院長はじめ皆様方に心から感謝申しあげます. |
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ISSN: | 0917-074X |