20. 開発研究部門におけるストレスの背景因子の分析
「職業性ストレス簡易調査票」の「仕事のストレス判定図」12項目と「心理的ストレス反応」18項目(悪い傾向にチェックした数を以下愁訴数), 時間外労働時間を自記式で問うストレス調査にぶり, 開発研究部門のストレス背景因子を解析し, メンタルヘルス対策について検討した. 調査票は2004年度定健対象者1,315名全員から回収し, 1,225名から有効回答を得た(平均年齢:39.3±9.2歳). ストレス調査票の分析結果では, 愁訴数がメンタルヘルスの指標になり, コントロールは精神的愁訴に重要な因子であることが示唆された. よって開発研究部門のメンタルヘルス対策としては, 従来の時間管理に加え,...
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Published in | 産業衛生学雑誌 Vol. 48; no. 1; p. 23 |
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Main Authors | , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本産業衛生学会
20.01.2006
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Summary: | 「職業性ストレス簡易調査票」の「仕事のストレス判定図」12項目と「心理的ストレス反応」18項目(悪い傾向にチェックした数を以下愁訴数), 時間外労働時間を自記式で問うストレス調査にぶり, 開発研究部門のストレス背景因子を解析し, メンタルヘルス対策について検討した. 調査票は2004年度定健対象者1,315名全員から回収し, 1,225名から有効回答を得た(平均年齢:39.3±9.2歳). ストレス調査票の分析結果では, 愁訴数がメンタルヘルスの指標になり, コントロールは精神的愁訴に重要な因子であることが示唆された. よって開発研究部門のメンタルヘルス対策としては, 従来の時間管理に加え, コントロール度を改善するような施策を行なうことが大切であると考えられる. 役職などに関係なく夫々の立場にあった裁量権を明確にしていくような対策を, 事業主, 人事労務担当者と共に, 積極的に働きかけていくことが必要であろう. |
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ISSN: | 1341-0725 1349-533X |