Transfusion transmitted diseases Other than AIDS and Hepatitis
Introduction(Henk W.Reesink, オランダ) 現在においても, 輸血は完全には安全ではないが, 有効な検査法の開発, 改善, GMPに準拠した検査の導入, コンピューターの活用で, 細胞成分を含む血液を輸血された場合, ウイルス感染のリスクは, ヨーロッパ, 北米では10万回~100万回に1度である(HIV, HBV, HCV, HTLV-I/II). ウイルスのサブタイプや変異株(HIV-O, HBV)も血清学的検査法の最適化によって克服されつつある. 更に, PCRの導入やウイルス不活性化法の適用によって輸血のリスクは低減するであろう. 新たに発見されたHGV/GB...
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Published in | 日本輸血学会雑誌 Vol. 43; no. 5; pp. 741 - 742 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本輸血学会
01.10.1997
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ISSN | 0546-1448 |
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Summary: | Introduction(Henk W.Reesink, オランダ) 現在においても, 輸血は完全には安全ではないが, 有効な検査法の開発, 改善, GMPに準拠した検査の導入, コンピューターの活用で, 細胞成分を含む血液を輸血された場合, ウイルス感染のリスクは, ヨーロッパ, 北米では10万回~100万回に1度である(HIV, HBV, HCV, HTLV-I/II). ウイルスのサブタイプや変異株(HIV-O, HBV)も血清学的検査法の最適化によって克服されつつある. 更に, PCRの導入やウイルス不活性化法の適用によって輸血のリスクは低減するであろう. 新たに発見されたHGV/GBVは今後問題になるかもしれない. 原虫感染症であるマラリア, シャガス病, バベシア症は流行地域では重要な感染症で, 供血者の選択およびスクリーニング検査(シャガス病)が重要であろう. |
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ISSN: | 0546-1448 |