脳波を用いた意欲の定量的評価の試み
本研究は, 課題実行者が課題の目的を理解, 認識しているか否かによる実行時の意欲の差を, 事象関連電位により客観的に把握することを目的とした. 複数選択肢の択一課題を用いて, 選択に関係するとされる区間における電位分布の「範囲」と「標準偏差/範囲」により事象関連電位を特徴化した. その結果, 無意識的な選択と主観的な選択による電位が測定され, さらにこの区間における高電位で意欲が測定可能であることが推定された....
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Published in | 行動計量学 Vol. 31; no. 2; p. 137 |
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Main Authors | , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本行動計量学会
10.09.2004
The Behaviormetric Society of Japan |
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ISSN | 0385-5481 |
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Summary: | 本研究は, 課題実行者が課題の目的を理解, 認識しているか否かによる実行時の意欲の差を, 事象関連電位により客観的に把握することを目的とした. 複数選択肢の択一課題を用いて, 選択に関係するとされる区間における電位分布の「範囲」と「標準偏差/範囲」により事象関連電位を特徴化した. その結果, 無意識的な選択と主観的な選択による電位が測定され, さらにこの区間における高電位で意欲が測定可能であることが推定された. |
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ISSN: | 0385-5481 |