20.当院における複数回前立腺生検施行例の臨床的検討

【目的】済生会宇都宮病院で複数回前立腺生検を施行した40例の臨床的検討を行った. 【対象】1999年4月~2004年3月に当科を受診して前立腺がんを疑い, 複数回前立腺生検を施行した40例を対象とした. 2回施行例は38例, 3回施行例は2例であった. 【方法】最終病理診断と主訴, 最終生検時PSAD, PSA上昇率, 生検間隔など検討した. 【結果】最終病理診断で腺癌となったものは40例中15例(37.5%)であった. 癌と診断されたものは2回目で14例, 3回目で1例であった. 初診時症状の有無最終時PSAD, PSA上昇率は最終病理にて癌群, 非癌群間に有意差は認められなかった....

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Published inTHE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL Vol. 54; no. 4; p. 341
Main Authors 関山和弥, 森偉久夫, 貝淵俊光, 細木茂, 千葉量人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 北関東医学会 01.11.2004
Kitakanto Medical Society
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ISSN1343-2826

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Summary:【目的】済生会宇都宮病院で複数回前立腺生検を施行した40例の臨床的検討を行った. 【対象】1999年4月~2004年3月に当科を受診して前立腺がんを疑い, 複数回前立腺生検を施行した40例を対象とした. 2回施行例は38例, 3回施行例は2例であった. 【方法】最終病理診断と主訴, 最終生検時PSAD, PSA上昇率, 生検間隔など検討した. 【結果】最終病理診断で腺癌となったものは40例中15例(37.5%)であった. 癌と診断されたものは2回目で14例, 3回目で1例であった. 初診時症状の有無最終時PSAD, PSA上昇率は最終病理にて癌群, 非癌群間に有意差は認められなかった.
ISSN:1343-2826