アンケート調査の正答性を脳波で裏付けする

行動計量学会はデータ収集をアンケートをもとにする場合が多い. いわばアンケートが出発点である. いままでアンケートの正当性を主張するためにいろいろな研究が行われているが, 我々はここ数年認知心理学的実験として脳波を中心とした生理現象のデータを収集している. その際, 生理現象ばかりでなく, 筆記によるアンケート調査を行っている. 最終的には生理的データを解析してたとえば高感度の順序を求めた. その順序とアンケートの順序がほぼ一致したということでアンケートの正当性が証明された....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in行動計量学 Vol. 32; no. 1; p. 98
Main Authors 渋川美紀, 大倉 司, 大羽真仁, 岡山靖志, 武山 唯, 土谷紘子, 山元淳平, 伊東由佳, 船田眞里子, 二宮理憙
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本行動計量学会 28.03.2005
The Behaviormetric Society of Japan
Online AccessGet full text
ISSN0385-5481

Cover

More Information
Summary:行動計量学会はデータ収集をアンケートをもとにする場合が多い. いわばアンケートが出発点である. いままでアンケートの正当性を主張するためにいろいろな研究が行われているが, 我々はここ数年認知心理学的実験として脳波を中心とした生理現象のデータを収集している. その際, 生理現象ばかりでなく, 筆記によるアンケート調査を行っている. 最終的には生理的データを解析してたとえば高感度の順序を求めた. その順序とアンケートの順序がほぼ一致したということでアンケートの正当性が証明された.
ISSN:0385-5481