3. 八事整形医療連携会による地域医療連携パスの試み

2002年より八事整形医療連携会を立ち上げ, 大腿骨頸部骨折の地域医療連携パスを作成し運用を開始した. 29施設が参加している. 医師, 看護師, PT, OT, MSW, 薬剤師, 医事課などco-medicalが集まりワークショップを行い, 大腿骨頸部骨折の受傷後の手術を行う急性期病院から回復期施設, そして維持期である在宅医療までの治療のプロトコールをアウトカム指向のクリティカルパスとして考案し実施した. 4ヵ月毎に勉強会を行い, バージョンアップをしている. 地域連携パスを用いることにより患者様が安心して医療が受けられるようになった. また多施設間での医療方針の統一化に寄与すると考えら...

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Published inリハビリテーション医学 Vol. 43; no. 6; p. 380
Main Authors 佐藤公治, 北村伸二, 古城敦子, 安藤智洋, 細江浩典, 黒木信之, 田宮真一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 18.06.2006
社団法人日本リハビリテーション医学会
The Japanese Association of Rehabilitation Medicine
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ISSN0034-351X

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Summary:2002年より八事整形医療連携会を立ち上げ, 大腿骨頸部骨折の地域医療連携パスを作成し運用を開始した. 29施設が参加している. 医師, 看護師, PT, OT, MSW, 薬剤師, 医事課などco-medicalが集まりワークショップを行い, 大腿骨頸部骨折の受傷後の手術を行う急性期病院から回復期施設, そして維持期である在宅医療までの治療のプロトコールをアウトカム指向のクリティカルパスとして考案し実施した. 4ヵ月毎に勉強会を行い, バージョンアップをしている. 地域連携パスを用いることにより患者様が安心して医療が受けられるようになった. また多施設間での医療方針の統一化に寄与すると考えられた. 連携パスを通じて横のつながりが強くなったと感じた.
ISSN:0034-351X