末梢神経損傷

末梢神経の構造 神経根部と異なり神経線維の周囲組織が発達している. 1. 神経周囲組織 1)神経上膜(epineurium):末梢神経の最外側の結合組織である. 2)神経周膜(perineurium):多くの神経線維およびその間の神経内膜を包む強固な結合組織で, fascicular pattern (funicular plexus)を形成する. 3)神経内膜(endoneurium):神経線維間に存在する疎性結合組織である. 2. 神経線維 軸索(axon)内にはneurofilament, neurotubulusなどがあり, 軸索流に関係している. その他, 神経線維には髄鞘(myel...

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Published inリハビリテーション医学 Vol. 29; no. 8; pp. 648 - 653
Main Author 山野慶樹
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本リハビリテーション医学会 01.08.1992
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Summary:末梢神経の構造 神経根部と異なり神経線維の周囲組織が発達している. 1. 神経周囲組織 1)神経上膜(epineurium):末梢神経の最外側の結合組織である. 2)神経周膜(perineurium):多くの神経線維およびその間の神経内膜を包む強固な結合組織で, fascicular pattern (funicular plexus)を形成する. 3)神経内膜(endoneurium):神経線維間に存在する疎性結合組織である. 2. 神経線維 軸索(axon)内にはneurofilament, neurotubulusなどがあり, 軸索流に関係している. その他, 神経線維には髄鞘(myelin), Schwann細胞がある.
ISSN:0034-351X