2022年度帝京大学教育改善等改革プログラム開発支援制度による活動報告 ~スポーツ医療学科応用演習から発信するスポーツを通した子ども向け健康教育

「はじめに」近年, 子どもを取り巻く問題として, 屋外遊びの場所と機会の減少, 体力・スポーツ実施率の低下, 遊びやスポーツから獲得されるコミュニケーション能力・他者への思いやり等, 健全育成に必要な機会の減少が指摘されており, 保育現場では運動の機会を作ることや健康教育のニーズが高まっている. 本学科の学生は, スポーツ経験により礼儀作法やコミュニケーション能力を身に着けており, 大学の授業ではスポーツ・医療の専門知識を学んでいる. 本プログラムは, 子どもの教育現場で必要とされるスポーツを通した健康教育を, スポーツ医療学科の学生が実施することで, 学生は自身のスキルや大学での学びをアウト...

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Published in帝京大学スポーツ医療研究 Vol. 16; pp. 35 - 41
Main Authors 内山由美子, 浅野星野安信, 穴井さやか, 岩出雅之, 岩野華奈, 岩村聡, 大橋信行, 緒方貴浩, 小川佳子, 川田茂雄, 木戸清孝, 釘宮宗大, 笹原潤, 佐藤真治, 佐野村学, 佐保泰明, 島崎直樹, 清水正典, 下村一之, 多田五月, 永島昇太郎, 中野孝行, 蛭間栄介, 深井厚, 本郷仁吾, 宮本亘, 山本明秀, 横田由香里
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科 01.02.2024
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ISSN1883-406X

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Summary:「はじめに」近年, 子どもを取り巻く問題として, 屋外遊びの場所と機会の減少, 体力・スポーツ実施率の低下, 遊びやスポーツから獲得されるコミュニケーション能力・他者への思いやり等, 健全育成に必要な機会の減少が指摘されており, 保育現場では運動の機会を作ることや健康教育のニーズが高まっている. 本学科の学生は, スポーツ経験により礼儀作法やコミュニケーション能力を身に着けており, 大学の授業ではスポーツ・医療の専門知識を学んでいる. 本プログラムは, 子どもの教育現場で必要とされるスポーツを通した健康教育を, スポーツ医療学科の学生が実施することで, 学生は自身のスキルや大学での学びをアウトプットする機会を得, 子どもの教育現場は学生との関わりを通して, 子ども達が健康リテラシーを得ることが期待できる点に着目し, その実践過程と今後の方向性について検討するものである. 「1. 背景」「1) 教育改善等改革プログラム開発支援制度について」本制度は, 教育改善の取組みや新しい教育プログラムの開発・研究, 学修環境の整備等を支援する学内助成プログラムである.
ISSN:1883-406X