石井良和教授送別の辞

石井良和先生に最初にお会いしたのは, 1986年だったと思います. 私が長崎大学医学部臨床検査医学(山口惠三講師)の大学院に入学したとき, 石井先生は薬剤部に所属しながら検査部で実験をされておりました. 大学院の1年目で何もわからない中, 石井先生からミクロヨード法によるβラクタマーゼ活性の測定法をご教示いただいたことが懐かしく思い出されます. あの当時, 石井先生は朝6時前には研究室を訪れ研究の準備を行い, 薬剤部の業務が終わったのち夕方から夜中にかけて実験を行っていました. 石井先生は心底の研究好きで, どんな労力も厭わず研究に没頭する姿勢に多くのことを学ばせていただきました....

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Published in東邦医学会雑誌 Vol. 71; no. 1; p. 8
Main Author 舘田一博
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 東邦大学医学会 01.03.2024
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Summary:石井良和先生に最初にお会いしたのは, 1986年だったと思います. 私が長崎大学医学部臨床検査医学(山口惠三講師)の大学院に入学したとき, 石井先生は薬剤部に所属しながら検査部で実験をされておりました. 大学院の1年目で何もわからない中, 石井先生からミクロヨード法によるβラクタマーゼ活性の測定法をご教示いただいたことが懐かしく思い出されます. あの当時, 石井先生は朝6時前には研究室を訪れ研究の準備を行い, 薬剤部の業務が終わったのち夕方から夜中にかけて実験を行っていました. 石井先生は心底の研究好きで, どんな労力も厭わず研究に没頭する姿勢に多くのことを学ばせていただきました.
ISSN:0040-8670