頭頸部IVRによる脳合併症

平成4年よリ放射線科では耳鼻咽喉科と共同で頭頸部領域癌に対してIVRを施行し,好成績をあげている.しかしながら,合併症として脳梗塞を経験した.その原因として,造影剤の化学毒性,カテーテルなどによるアテローム塞栓,カテーテル留置による血流低下などが考えられた.頭頸部領域IVRは脳合併症が起こり得る部位での手技であり,他のIVRよりもより慎重性が必要とされる....

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Published in川崎医学会誌 Vol. 21; no. 3; pp. 157 - 162
Main Authors 宗盛修, 森俊博, 業天真之, 今井茂樹, 梶原康正, 半田徹, 折田洋造
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 川崎医学会 1995
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Summary:平成4年よリ放射線科では耳鼻咽喉科と共同で頭頸部領域癌に対してIVRを施行し,好成績をあげている.しかしながら,合併症として脳梗塞を経験した.その原因として,造影剤の化学毒性,カテーテルなどによるアテローム塞栓,カテーテル留置による血流低下などが考えられた.頭頸部領域IVRは脳合併症が起こり得る部位での手技であり,他のIVRよりもより慎重性が必要とされる.
ISSN:0386-5924