Owl型フォトメーターによる煙霧体粒径測定 波長比の影響
従来のOwlの概念を拡張した一般的な長短散乱光波長別強度比の散乱角度分布を測定して, 煙霧体の粒径を知る光散乱式煙霧体粒径測定装置について, その粒径測定特性を理論的に考察し, 長短測定波長比の影響, 粒子屈折率依存性および煙霧体分散度の影響などを明らかにした。 測定波長比を大きくすると散乱光強度比のピーク出現頻度が高くなること, 屈折率依存性も大きくなることおよび分散度の影響もより顕著に現われることなどを明らかにした。そして, その結果測定波長比は大略1.3程度とするのが最も望ましいように思われた。...
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Published in | 化学工学 Vol. 36; no. 6; pp. 647 - 653,a1 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 化学工学会
05.06.1972
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Summary: | 従来のOwlの概念を拡張した一般的な長短散乱光波長別強度比の散乱角度分布を測定して, 煙霧体の粒径を知る光散乱式煙霧体粒径測定装置について, その粒径測定特性を理論的に考察し, 長短測定波長比の影響, 粒子屈折率依存性および煙霧体分散度の影響などを明らかにした。 測定波長比を大きくすると散乱光強度比のピーク出現頻度が高くなること, 屈折率依存性も大きくなることおよび分散度の影響もより顕著に現われることなどを明らかにした。そして, その結果測定波長比は大略1.3程度とするのが最も望ましいように思われた。 |
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ISSN: | 0375-9253 |
DOI: | 10.1252/kakoronbunshu1953.36.647 |