マンモグラフィの精度管理の工夫 検診機関における撮影技術の精度管理について

マンモグラフィを併用した乳癌検診の普及に伴い, マンモグラフィの撮影件数は急速に増加している。マンモグラフィ検診においては, マンモグラフィの撮影技術を含めた精度管理が重要となる。今回, 撮影頻度と技術講習会受講の有無に着目し, 撮影技術の検討を行った。また, 併せて1日の撮影人数に関する検討も行った。結果, マンモグラフィの撮影技術向上には撮影頻度が寄与しており, 総合的な画像管理には技術講習会の受講が重要であると考えられた。各施設1日当りの撮影人数では, 検診機関および乳腺専門クリニックにおいては50名程度, 他施設においては10名以内の施設が多数を占めた。撮影技師1名当りでは, 50名程...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in日本乳癌検診学会誌 Vol. 14; no. 1; pp. 24 - 29
Main Authors 黒蕨, 邦夫, 菅野, 普子, 春木, 秀敏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本乳癌検診学会 20.03.2005
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN0918-0729
1882-6873
DOI10.3804/jjabcs.14.24

Cover

Loading…
More Information
Summary:マンモグラフィを併用した乳癌検診の普及に伴い, マンモグラフィの撮影件数は急速に増加している。マンモグラフィ検診においては, マンモグラフィの撮影技術を含めた精度管理が重要となる。今回, 撮影頻度と技術講習会受講の有無に着目し, 撮影技術の検討を行った。また, 併せて1日の撮影人数に関する検討も行った。結果, マンモグラフィの撮影技術向上には撮影頻度が寄与しており, 総合的な画像管理には技術講習会の受講が重要であると考えられた。各施設1日当りの撮影人数では, 検診機関および乳腺専門クリニックにおいては50名程度, 他施設においては10名以内の施設が多数を占めた。撮影技師1名当りでは, 50名程度が大多数であった。
ISSN:0918-0729
1882-6873
DOI:10.3804/jjabcs.14.24