Development of Item Structuring Method with ISM Modeling and Learning Element Tag

本研究では,問題集に含まれる問題項目に学習要素を表す学習要素タグを付与し,それらの問題項目にISM 法を適用して,領域固有の知識構造・文脈に即した配列,構造化を図る手法を開発し,その有効性の検討を行った.本研究で開発した手法を,高校1年生が用いる数学IA の問題項目155個に適用した結果,特徴的な階層構造がある「因数分解」・「式の展開」の2つの問題群を確認することが出来た.また,数学科の教員を評価者とする評価実験を行い,2項目から成る質問紙に対する自由記述の回答を得た.これらの分析結果から,本研究で開発した手法を通じて問題項目間の大まかな構造を得ることが出来,教材構造分析に役立つことが明らかに...

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Bibliographic Details
Published inJapan Journal of Educational Technology Vol. 47; no. Suppl.; pp. 197 - 200
Main Authors SAKUMA, Dai, GOTO, Takumi, HASEGAWA, Katsuhisa, KANETAKA, Ukyo, SATO, Takahiro
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published Japan Society for Educational Technology 20.03.2024
一般社団法人 日本教育工学会
Subjects
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ISSN1349-8290
2189-6453
DOI10.15077/jjet.S47100

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Summary:本研究では,問題集に含まれる問題項目に学習要素を表す学習要素タグを付与し,それらの問題項目にISM 法を適用して,領域固有の知識構造・文脈に即した配列,構造化を図る手法を開発し,その有効性の検討を行った.本研究で開発した手法を,高校1年生が用いる数学IA の問題項目155個に適用した結果,特徴的な階層構造がある「因数分解」・「式の展開」の2つの問題群を確認することが出来た.また,数学科の教員を評価者とする評価実験を行い,2項目から成る質問紙に対する自由記述の回答を得た.これらの分析結果から,本研究で開発した手法を通じて問題項目間の大まかな構造を得ることが出来,教材構造分析に役立つことが明らかになった.
ISSN:1349-8290
2189-6453
DOI:10.15077/jjet.S47100