Arrhythmias documented in over 100 healthy young subjects by 24 hours Holter electrocardiographic monitoring
主として20歳代の健康男女102名にうぎ,Holter心電図記録を行い,24時間の日常生活中の期外収縮およびII度房室ブロックの発生頻度を見た.心室性期外収縮を21名(21%),上室性期外収縮を64名(63%)に認めたが,唱いずれもその90%の例において,24時間中の発生頻度は10拍未満であった.そのため,期外収縮の発生自体は異常ではないが,それが頻発するものは正常範囲を外れると結論した.一方,II度房室ブロックは9名(9%)に認め,その大部分は2:1伝導のものの間欠発生であったが,心室群の脱落が1分間に20個に達する例もあった.かかる頻発例はともかくとして,II度房室ブロックの発生自体は,健...
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Published in | Shinzo Vol. 13; no. 3; pp. 330 - 335 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
Japan Heart Foundation
25.03.1981
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Subjects | |
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Summary: | 主として20歳代の健康男女102名にうぎ,Holter心電図記録を行い,24時間の日常生活中の期外収縮およびII度房室ブロックの発生頻度を見た.心室性期外収縮を21名(21%),上室性期外収縮を64名(63%)に認めたが,唱いずれもその90%の例において,24時間中の発生頻度は10拍未満であった.そのため,期外収縮の発生自体は異常ではないが,それが頻発するものは正常範囲を外れると結論した.一方,II度房室ブロックは9名(9%)に認め,その大部分は2:1伝導のものの間欠発生であったが,心室群の脱落が1分間に20個に達する例もあった.かかる頻発例はともかくとして,II度房室ブロックの発生自体は,健常現象と考えてよいのではないかと考案した.なお,24時間の1回記録で期外収縮もII度房室ブロックもともに認めなかった例は,30名(29%)であった,また.心室性期外収縮の例でも,連発,多源性,R-on-Tのものはなかった.また,II度房室ブロックも認めなかった. |
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ISSN: | 0586-4488 2186-3016 |
DOI: | 10.11281/shinzo1969.13.3_330 |