徒手理学療法の鎮痛メカニズム

「要旨」: 徒手理学療法の鎮痛効果について, 従来の末梢組織の変化に起因したメカニズムではなく中枢神経系の鎮痛メカニズムが近年報告されており, 徒手理学療法の鎮痛メカニズムも中枢神経系のメカニズムも含めた包括的なモデルが提唱されている. 本稿では痛みの生理学に基づいて, 徒手理学療法の鎮痛メカニズムを徒手刺激由来の鎮痛効果とプラセボ鎮痛効果に分類して概説し, 徒手理学療法のエビデンスについても概説した....

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Published in徒手理学療法 Vol. 22; no. 2; pp. 97 - 103
Main Author 重藤隼人
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本徒手理学療法学会 20.10.2022
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ISSN1346-9223

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Summary:「要旨」: 徒手理学療法の鎮痛効果について, 従来の末梢組織の変化に起因したメカニズムではなく中枢神経系の鎮痛メカニズムが近年報告されており, 徒手理学療法の鎮痛メカニズムも中枢神経系のメカニズムも含めた包括的なモデルが提唱されている. 本稿では痛みの生理学に基づいて, 徒手理学療法の鎮痛メカニズムを徒手刺激由来の鎮痛効果とプラセボ鎮痛効果に分類して概説し, 徒手理学療法のエビデンスについても概説した.
ISSN:1346-9223