同期型双方向オンラインPBLと対面型PBLの実践と比較検討

「緒言」PBL(Problem Based learning= 問題解決型学修法)は症例や一般医科学等の中から問題を見つけ出し, その問題を手掛かりに, 学修を進めていく学修方法である. 5~7人の少人数を対象に行うチュートリアル学修といい, ファシリテーター陪席のもと問題解決型学修法を少人数で行う学修方法をPBL-チュートリアルという. 日本では, 単にPBLやチュートリアルと呼ばれることもある. 歴史的には, 1952年に米国Case Western Reserve大学で創案され, カナダのMcMaster大学医学部で確立された医学教育モデルである. 新しく創立したMcMaster大学では...

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Published in神奈川歯学 Vol. 57; no. 2; pp. 104 - 114
Main Authors 窪田光慶, 吉田彩佳, 藤田紗英子, 居作和人, 浅里仁, 栗本勇樹, 花岡孝治, 菅谷彰
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 神奈川歯科大学学会 30.12.2022
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ISSN0454-8302

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Summary:「緒言」PBL(Problem Based learning= 問題解決型学修法)は症例や一般医科学等の中から問題を見つけ出し, その問題を手掛かりに, 学修を進めていく学修方法である. 5~7人の少人数を対象に行うチュートリアル学修といい, ファシリテーター陪席のもと問題解決型学修法を少人数で行う学修方法をPBL-チュートリアルという. 日本では, 単にPBLやチュートリアルと呼ばれることもある. 歴史的には, 1952年に米国Case Western Reserve大学で創案され, カナダのMcMaster大学医学部で確立された医学教育モデルである. 新しく創立したMcMaster大学では, 新入生を幻滅させる古典的なカリキュラムで講義を行うのではなく, 患者を中心としたPBLを全面的にとり入れたことにより, 同大学で大きく発展し, その後, 世界に普及した. 日本では, 東京女子医科大学が1990年に導入し, チュートリアル教育を普及させた.
ISSN:0454-8302