研究開発戦略は知財の有効活用から―知財情報を効率的に「見える化」するATMS/Analyzerのご紹介
[抄録] 医薬品開発には莫大な投資が必要である. ゆえに研究開発の方向性を決定する場合, 無駄な投資をしないためにも, 事前に自社・他社の技術ポジションを把握する必要がある. 有効な手段として特許マップが挙げられるが, 大量特許の中から1件1件公報を読んでマップ化するには大変な労力を要する. 富士通の提供するATMS/Analyzerは大量特許情報を機械的に分類しマップ化するシステムである. 社内実践されたノウハウ, 独自のテキストマイニング技術, 利用者を意識した使い勝手を特長とする. 企業の知財・開発担当者は技術動向の「見える化」をITツールにより推進し, 戦略立案活動に専念することが重要...
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Published in | 薬学図書館 Vol. 53; no. 2; pp. 171 - 176 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本薬学図書館協議会
30.04.2008
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ISSN | 0386-2062 |
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Summary: | [抄録] 医薬品開発には莫大な投資が必要である. ゆえに研究開発の方向性を決定する場合, 無駄な投資をしないためにも, 事前に自社・他社の技術ポジションを把握する必要がある. 有効な手段として特許マップが挙げられるが, 大量特許の中から1件1件公報を読んでマップ化するには大変な労力を要する. 富士通の提供するATMS/Analyzerは大量特許情報を機械的に分類しマップ化するシステムである. 社内実践されたノウハウ, 独自のテキストマイニング技術, 利用者を意識した使い勝手を特長とする. 企業の知財・開発担当者は技術動向の「見える化」をITツールにより推進し, 戦略立案活動に専念することが重要である. 「1. 知財を取り巻く環境」 近年, 企業において知的財産は, 企業防衛のみならず収益力や競争力向上に直結するファクターとして捉えられています. それは事業の選択と集中, 重点分野への研究開発投資, 企業収益に結びつく研究開発テーマの創出等, 企業の今後を左右する経営課題が知的財産と密接な関係にあるためです. |
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ISSN: | 0386-2062 |